ヘッジファンド投資はまず情報収集から
元本保証型ファンドがあります!
ヘッジファンド投資の初心者にオススメなのは、なんといっても安心「元本確保型ファンド」でしょう。
「元本保証」と「元本確保」
ファンドには元本「確保型」と元本「保証型」の2種類の呼び名があるのをご存じでしょうか?
この2つのファンドは、どこが違うのか?
実は、元本保証型ファンドという言葉は、公的には使用される用語ではありません。なぜなら、元本保証という言葉が、銀行・信金・信用組合などの国が許認可した金融機関で、いつでも預貯金を引き出せる金融商品にのみ使用を許可した用語だから。
簡単に言うと、「元本保証」とは、必要な時にすぐお金を引き出すことができることで、「元本確保」は一定期限の後に元本が保証されるというふうに理解するといいでしょう。もちろん日本国内では、という意味ですが・・・。
日本国内の「元本確保型」ファンド
日本でいう「元本確保型ファンド」は満期10〜12年。これはあくまで元本を「保証」するのではなく、「確保」するファンドです。
そもそも日本のファンドは、株式や債券で構成されるため、元本の保証などできようはずもありません。つまり、保証はできないけれども、最低限、満期時には確保はしましょうという姿勢を示しているにすぎないのです。
これだけでも、国内のファンドがいかに脆弱で投資興味を引かないものであるのかがわかります。
海外ファンドの投資資金「保証」の仕組み
これに対して、海外ファンドは投資資金が「保証」される仕組みになっています。
そのカラクリとは・・・?
実はこれらのファンドでは、ファンドの資金の一部にアメリカ、イギリス、ドイツ、フランスといったトリプルAの国債を組み入れているのです。
これらの国債は、トリプルAの信頼があるだけでなく、実はその利息も高く約4%の金利がついています。さらにニュージーランドやオーストラリアの国債ともなれば6%もの金利です。
この金利で割引債を購入すると、10年ものなら6割以下で購入可能。100のものが60以下で買うことで、満期の時点で投資資金である元本を保証する仕組みとなっているのです。
したがって、元本確保型ファンドにおいて、実際にヘッジファンドが運用する資金は、元本の40%。この数字を多いと見るか少ないと見るか?
確かに、元本100%を運用すれば、それだけ利益も上がる可能性が高くなりますが、当然、そこには元本割れのリスクもつきまといます。
したがって、この点は投資家本人が判断することでしょう。
損切りが命
さて、実際の運用であるが、この運用では、当然利益もあがれば損も出ます。
しかし、ヘッジファンドという名の通り、運用において損が出た場合は一定の限度で打ち切る仕組みが確立しているのです。
また利益があがったときでも欲をかかずに一定限度で打ち切ります。そしてこの繰り返しの作業の中で運用益が蓄積されていくのです。
もちろん最悪の場合は損ばかりということもありえます。
その場合は、40%の運用資金のところで損失をストップさせることで元本を確保するという仕組みになっているのです。
以上が元本保証の仕組みですが、意外なことに、この種のファンドを実践しているところは実は極めて少ない。それはプロフィットカット、ロスカット(益出し、損切り)のルールを徹底するシステムがないからなのです。
元本保証を実践しているところでは、利益のときは5〜10%。損失のときには5-10%というルールを「コンピュータ」を使って実践させているのです。
このコンピュータによる運用という点こそがヘッジファンドの優れている点で、「価格がもっと上がるのでは?」「損は出てるがもう少し様子を見ようかなぁ」などと感情がに左右されてしまう人間と違って、コンピュータの場合は冷徹なまでにプログラムに沿って実践するのです。
投資先は世界中の商品
このようなファンドは、世界中の商品・為替・インデックス・金利・国公債などの先物市場を中心に運用されています。
商品だけでも世界には穀物相場から嗜好品のコーヒー・ココア・砂糖まで数百の種類があります。ファンドは、これらをひっくるめて先物売買しています。
またヘッジファンドは、世界中のファンドを検討して、成績の良いものを取り入れています。つまりコンピュータの冷徹さと人間的な運用を加味したマルチな運用法なのです。したがって、株式市場にのみ焦点を合わせる普通のヘッジファンドと違って分散効果が出るのです。
ちなみに「ヘッジ」とは保険をかけるという意味ですが、最近では世界中の投資信託が、顧客に安心感を抱かせる目的で「ヘッジ」という名称をつけた金融商品を販売しています。
ヘッジというからには先物に売りをかけておくことが必要だが(その逆もある)、中にはそれをしていないため、下げ相場に強いように見えて、下げ相場につき合ってしまうものも存在するようです。