本日もご覧いただきありがとうございます。酪農家で投資家の者です。
さて、今日は土曜日ということで、投資はお休みです。
ワクチンも、接種の公表がないので、進歩状況もお休みです。
というわけで、引き続き、MSコンサルの魅力について語っていきます。
前回までで、MSコンサルは非常に少ない資本(5億~11億程度)で、高い利益(3~4億)をあげている点について触れました。
今回は、資本効率が良いことのメリットについて、考えていきたいと思います。
そこで、利益は同じ年10億円の企業で、経営のために必要な資本が100億円であるA社と、20億円しか必要ないB社について考えていきましょう。
どちらも利益は同じですが、必要な資本額が違います。
両社とも、順調に事業が成長し、10年後には売上・利益ともに2倍に増えるとします。
投資家としては嬉しい限りですが、当然、事業拡大には設備投資が必要です。
A社は、今後10年間で、今の資本と同じ100億円を投資しなければならず、毎年の利益10億円を、ほとんど設備投資に使う必要があります。
一方、B社はわずか20億円で済み、毎年10億円の利益の大半を、株主に還元することができます。
10年後、両社とも利益は20億円であり、A社の純資産は200億円に膨らんでいますが、株主はこの間ほとんど配当を得ることができませんでした。
B社は、利益20億円に対し、純資産も40億円しかありませんが、これまで100億円を超える配当をしており、株主は大きな利益を得ることができました。
もちろん、厚い純資産があるほうが、いざというときに安心感があるかもしれませんが、
より少ない資本で利益を上げられる会社というのは、それだけ稼ぎの多くを株主還元に回すことができるので、長期投資をする際は特に重要なポイントになります。
今回のMSコンサルの「のれん」の件は、企業が持っているお金などの「資産」を重視している人からすれば、
となりかねません。資産に22億円計上されているのに、それは実態が無いわけですから。
しかし、長期投資家として、「少ない資本でたくさん稼ぐ」というポイントを重視すると
となるわけです。事実、MSコンサルティングは、コロナが本格化する直前、大幅な株主還元方針を発表し、「2024年までの利益を100還元する」という宣言をしていました。残念ながらコロナで事態が急変し、配当は現在ストップしてしまいましたが、
それだけ配当できる体制だったということですから、コロナが正常した暁には、再び積極的な還元が期待できます。
↑株主還元の基本方針並びに配当方針の変更(中間配当の実施)に関するお知らせ
というわけで、自分が感じているMSコンサルの魅力について、お話してきました。
投資は自己責任が原則ですが、参考になれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました!それでは!
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